五十肩(肩の痛み・肩が上げられない)
男性 57歳 会社員
40代の後半から何となく左の肩が痛くなったり、肩が上がらなくなってきた感じはありましたが、普段の生活で特に何の不自由もなかったのでそのままにしていました。
1ヶ月前位に荷物整理をしていて、上に棚に荷物を置こうとして力が入った瞬間、肩に鋭い痛みが走り、腕が高くあげられなくなくなりました。
1ヶ月経った今でも痛みのために手を上に上げることができないし、手を背中に回すことがもできないので、服の脱ぎ着もつらい状態です。
コメント
五十肩は肩関節周囲炎と呼ばれ、かなり漠然とした言い方になってしまいますが、肩関節周囲のいろいろな問題によって引き起こされる障害です。
加齢とともに肩の関節にかかわるインナーマッスル(ローテーターカフ)、や、それを補助する筋肉・肩関節や関節軟骨などに問題が生じる事で発症します。
このケースの場合、肩関節の外旋(小さい前ならえの状態から腕が外側に開いていく動き)の動きが著しく制限され、そのために肩関節と肩甲骨の正常な可動が妨げられている事に起因して肩を上にあげる時に関節の衝突が強くなったり、筋肉が過剰に引っ張られることで炎症が起こっている状態にあるりました。
施術は、まず肩周囲の炎症を抑える事を優先し、炎症が落ち着いたら、今度は肩関節の動きの範囲を広げていくような施術や筋肉に対する操作を行います。
五十肩は痛みを取り除き可動域を十分に確保するには少し期間・回数がかかります。
できるだけ早期に改善をするという事を考えた場合、毎日来院していただいて集中して施術するという選択肢もありますが、ご自宅においても自分自身でできるような肩の運動をしっかり行って頂き、週2回もしくは週1回位のペースで治療を行う事がベストと私は考えます。
この患者さんの場合、ご自宅での運動を毎日しっかり行っていただいた事もあり、週2回を2週、その後週1回で計2ヶ月で80~90%の改善を示しました。


