施術回数 | 回復例 |
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3〜6回 | 徐々に肩の可動域が広がっていき、痛みを感じる角度が広がっていきます。 |
6〜10回 | 40〜60%改善。さらに可動域が広がり、痛み自体も軽減していきます。洋服の脱ぎ着がスムーズになります。 |
10〜15回 | 60%〜80%改善。日常生活における基本的な動きに関してほぼ支障が無くなってきます。 |
メンテナンス | 最後の最後の部分を取り除くには非常に根気がいります。 施術の期間を開けながらセルフケアを積極的に行っていってください。 |
※回数と回復例 回数は目安であり、行う施術の頻度、期間により異なります。
腕が上がるようになった
苦痛がなくなった
趣味のスポーツが
思い切り
できるようになった
生活に大きな
支障がなくなり
快適に過ごせる
ようになった
一生このままかと
不安に思っていたので
嬉しい
40代以上になると発症すると思われがちな四十肩・五十肩。「肩が痛いんです+年齢」で言われる事が非常に多い問題。大きく分けて2種類あります。
❶肩自体は動くが肩を動かすと痛みがはしる。
❷腕が上がらない、もちろん肩も痛い。
❶の問題は比較的軽度であり、数回の施術により十分に軽減・改善する事が多い問題です。
問題なのは❷の症状!
真の意味での四十肩・五十肩。いわゆるフローズンショルダーと言います。何もしないでいると年単位で悩み続ける事が多く、「痛みは無くなったけど腕は上がらないまま…」ということも多く、非常に厄介な問題です。
肩は大きな可動域を確保すべく、関節が浅く、ローテーターカフという肩固有の筋肉(インナーマッスル)が関節の役割を担っている構造をしています。このローテーターカフが固まることで肩関節の自由度がなくなり、適切な関節運動が損なわれた結果、強い痛みが起こります。
いつの間にか腕が
ロックがかかったように
動かずとても痛い
傘をさすのも
痛くてしょうがない
下着や洋服を着るのも
一苦労
腕を伸ばして
眠れない
四十肩・五十肩は肩の痛みと運動制限をきたす状態の中で、明らかな原因が無いものをいいます。以前は腱板損傷(肩のインナーマッスルを痛めた状態)や石灰沈着性腱板炎(中に石灰化という異変が起こった状態)なども含めて五十肩と呼んでいましたが、現在は含まれません。「明らかな原因が無い」ということは、つまりレントゲンや血液検査でわかる問題が無いということです。肩こりや腰痛の際にもお話しましたが、医学的検査で異常がない=問題がないというわけではありません。筋肉や関節の問題は医学的検査ではわかりづらいものです。
肩関節は非常に浅い作りをしています。イメージは、股関節がお椀に入ったボールなのに対して肩関節は小皿に乗ったボールのような感じです。ですから、「肩が外れた!」というはあるのに「股関節が外れた!」はほとんど聞いたことがないのです。股関節など下半身の関節は体重を支えるために安定性が重視され、肩関節は便利に動かせるように安定性よりも可動性を重視した構造になっているためです。
可動範囲が広く大きな動きを可能にしている反面、安定性に欠けているため、不安定性を支える筋肉、靭帯への負担が大きくなっています。普段は気にしていませんが、腕一本の重さが常に肩関節にかかっているのですから、負担は相当なものです。
また、肩関節がはまっている土台は肩甲骨なのですが、肩甲骨は姿勢が悪くなると位置バランスを崩しやすいところです。肩関節の土台であり軸になっている肩甲骨の位置がずれれば、肩を動かす際の筋肉の使い方に不均衡が出たり関節に無理な力が加わります。
運動することにより、痛めてしまうことも多い部位ですが、日常生活での繰り返しの動作や仕事での負荷など、はっきりとしたきっかけがなくても痛めてしまうことがあります。肩の痛みを放っておくと反対の肩に負担がかかり、一方が良くなった頃に反対が悪くなってくる、というのは四十肩・五十肩の良くあるパターンです。痛みがひどくなる前に、早めに対処しましょう。
肩は大きな可動域を確保すべく、関節が浅く、ローテーターカフという肩固有の筋肉(インナーマッスル)が関節の役割を担っている構造をしています。このローテーターカフが固まることで肩関節の自由度がなくなり、適切な関節運動が損なわれた結果、強い痛みが起こります。